第37回奥びわ湖健康マラソン

気持ちのいい陽気の5月下旬の日曜日に、景色を楽しみながら奥琵琶湖の湖岸を15km走るという奥びわ湖健康マラソンに行ってきた。
今までは10kmマラソンしか出たことがない私にとって、10kmより長いけどハーフほどではない15kmというのは実に絶妙な距離だ。
いきなりハーフマラソンだと敷居が高いので、その前に15kmを試してみるという算段だ。
計測チップもつけないゆるい大会なので、気楽に走れそうだし。

朝10時半にスタート。12時半から閉会式なので、制限時間は2時間ほどだ。
今日はなるべくタイムを気にしないで走ることにした。
最初の1kmは6分ちょっとだった。かなりのんびり走ったつもりだったが、思ったより早かった。
その後も6分/km前後のラップで走り続けるが、けっこう余裕がある感じ。

琵琶湖の景色を眺めながら、今までの10kmマラソンと比べるとかなり緩いペースで走っているのでとても気持ちがいい。
折り返し地点を過ぎても全く余裕だったので、10kmまでこのままのペースで走り、そこから5分30秒/km位にペースを上げようと決めた。
そして、10kmを過ぎてペースアップ。すると前を走っている人を次々と抜いていける。まさにごぼう抜きで気持ちいい。
11km目は予定通り5分32秒で駆け抜けた。その後もほぼ同じペースで走る。何人追い越したか分からない。

いよいよラスト1km、ラストスパートをかける。
目標は5分/kmのペースだ。
最後の1kmだけは全力で走った。そしてゴール!
ラストは4分半で走り切った。手元のタイムは1:26:58だった。

なんだ、15kmなんて余裕で走れるじゃん。というのが正直な感想だった。
これならハーフもいけそうだ。
実際、今日もあと6km走ろうと思えば走れただろう。
タイムも2時間ちょっとでいけそうじゃない?

とにかく、ハーフマラソンへの自信が深まった1日だった。

マラソン大会(3) ~Qちゃんとハイタッチなマラソン大会~

今年の3月半ば過ぎ、3回目のマラソン大会に出走した。
ハーフ、10km、3.3kmとあったがもちろん10kmにエントリー。
ハーフの壁はまだ山のように高い。

実は、3月初めに風邪をひき4~5日の間高熱が続いた影響で、大会直前の3週間は都合4回で計30km程度しか走っていなかった。
なので正直言うと、今回の大会はあまり出たくないというかモチベーションが上がらなかった。
まあとにかくタイムは気にしないでのんびり完走して来よう。
でも、あわよくば・・・
そんな感じで3度目に10kmレースに臨んだのだった。

今回のレースは、高橋尚子がゲストで来ている大会で、ゴール前でQちゃんがハイタッチしてくれるらしい。
マラソン大会でのQちゃん人気は絶大である。
朝早くから車で指定された駐車場まで出かけ、そこからシャトルバスで会場へ向かう。
とてもいい天気で、気持ちよく走れそうだ。

コースは陸上競技場をスタートして街中を周って陸上競技場にゴールするシティマラソンだ。
今日はまったく自身が湧かないので、ベストタイムの更新とか高い目標はまったく捨てている。
それでなくても前回のタイムは出来すぎだった気がしないでもない。
とはいえ、走るからには頑張るつもりなので、今日のコンディションでどういう結果が出るか楽しみではあった。

計測チップは、前回のシューズに取り付けるのとは違い、最初からゼッケンに取り付けられていた。
こういうパターンもあるのだね。こっちの方が主流なのかな?

さて、レースは最初から適当なペースメーカーを見つけてついていくという作戦をとった。
前回いいタイムを出せたのも、この作戦が功を奏した気がするからだ。
だが今日はやっぱりスタートからなんだか体が重い感じがした。(気のせいかもしれないが)
途中何度も、ペースメーカーを変えながら走った。
同じスピードで追いかけているはずが、だんだん離されていってしまうからだ。
そのたびに別の人を新たなペースメーカーにして走った。

前回のタイムを更新するとかはなから考えていなかったのだが、走り始めるとやっぱり少しでもいいタイムで走りたいという本能が体を奮い立たせる。
気合を入れて走っているつもりだが、やっぱりなんだか前回よりも苦しい気がした。
狙ったペースメーカーになかなかついていけない。
5kmの折り返し地点で時計を見ると26分を過ぎていたので、この時点でベストタイム更新はほぼ無理だ。
でも予想してたよりも、いい感じで走れてるんじゃないか?

最後に競技場に戻ってきてゴールまでしばらくトラックを走るが、その途中で待ち構えているQちゃんにハイタッチをしてもらい、なんとかゴールにたどり着いた。

結果、タイムは52分8秒。
前回のタイムを更新できなかったのはもちろん残念だが、概ね満足な結果だった。

にしても、走っている途中の苦しさもゴールした瞬間に一瞬で消え去ってしまうもんですね。
また次も出たいなとつくづく思いました。

マラソン大会(2) ~山奥でアットホームなマラソン大会~

初めての10kmマラソンに出てから約2ヶ月後の2016年12月中旬に、2度目のマラソンに挑戦した。
今回も距離は10km。その上のハーフマラソンはまだまだ敷居が高い。

山奥ののどかな町で行われたマラソン大会は、約1000人の参加者ということで規模としてはそれほど大きくないものなのだろう。
しかし、タイム計測や順位表彰もちゃんとあるので、前回の大会よりはかなりマラソン大会っぽい雰囲気である。

コースは、公民館の前を出発して渓流沿いに山に入っていき、山を出てからは町の中を走って公民館に帰ってくる。
折り返し地点の無い、ぐるっと周ってくる周回コースだ。
前回の初10kmマラソンでは予想外の1時間切りを達成できたので、今回の目標は前回を上回るタイムを出すことだ。
今回のレースは、計測チップをシューズに取り付けて計測する。これも初めての経験。

ここ一月くらいは普段のランニングも10km走ったりしているので、距離に不安はない。
ただ練習では10km走るのに余裕で1時間以上かかっている。初マラソンで1時間を切ったのが噓のようである。
まあレースだから練習よりは早く走れるだろうとたかをくくっていた。
前回もそうだったし。

朝10時、スタートの号砲とともに勢いよく走り始めた。
とりあえず周りの人々についていく。なんか早い感じ。最初からちょっときつい。
1km地点の標識があった。ちらりと時計を見ると5分20秒くらい、、、早過ぎね!?
こんなペースで走ったのは初めてだったので、非常に不安になる。

そこから徐々に上りで山に入っていく。上がり切った後は結構長い下り坂で、それが終わると山を出て田んぼ道から町中へ入って行く。
沿道のあちこちで地元の人たちが応援してくれるのが、なんだか気恥ずかしい。

1kmごとに標識があるのだが、時計は見ないようにしていた。
なんとなく近くを走っていた人をペースメーカーに仕立て上げ、追いかけるように走っていた。
かなり苦しい。普段は苦しくなるほどのスピードでは走らないので、今日は間違いなくいつもより速いスピードで走っているのだろう。

9km地点を通過。ラスト1km。
苦しいのに止まらずに走り続けられる自分が不思議だった。
それどころかラストスパートをかけようという気力すら残っていた。
もちろんスピードを上げてスパートをかける体力は残っていないから、気持ちだけラストスパート。

それでも、ゴール近くでは最後の力を振り絞って5、6人は追い抜いてゴールした。
タイムが書かれた完走証を受け取ってびっくりした。50分47秒!

またもや衝撃の奇跡が起きたのだった。