マラソン大会(1) ~マラソン大会初参戦!~

ランニングを始めて約1ヶ月半過ぎた2016年10月の中旬に、初めてのマラソン大会に出場した。
といっても距離は10kmで、表彰なし&タイム計測もなしのかなりゆるい感じのマラソン大会だ。

実はランニングを始めて1週間くらいで、早くもマラソン大会というものに出てみたくなってしまい、自宅近郊で距離が短くて制限時間のゆるい大会を探したらちょうど1ヶ月後くらいに手ごろな大会があったので、そそくさとエントリーしてしまった次第である。

さて、まだ最長でも6km程度しか走ったことがなく、しかもかなりなスローペースで何とか止まらずに走り切れるレベルにとっては、10kmは未知なる長距離で大会までに走れるようになるのかすら不安と言えば不安であった。
とりあえず大会までの1ヶ月ちょっとは、6~8kmくらいの距離を週2~3回は走ったと思う。
結局、一度も10kmを走ったことのないまま初めてのマラソン大会に挑むことになった。
いつものランニングのペースを考えて、1時間15分を目標に考えていた。

大会当日はとてもいい天気で、川沿いのランニングコースを2往復するというレースだったが気持ちよく走れた。
初めてのマラソン大会で勝手も分からなかったが、とりあえずスタート直後は周りの人々に合わせるような感じで走り始めた。
最初の1kmのラップがちょうど6分ぐらいだったと思う。
普段の練習よりかなり早い。こんなペースで果たして10kmも走れるのかと少し不安になる。
しかし、いつもと違い周りに大勢のランナーが走っていると、置いて行かれたくないという心理が働き、苦しいながらも必死についていこうとする。

コースを1往復して5kmの折り返し地点、31分台だった。当初の予想よりかなり早い。1時間そこそこでゴールできそうな勢いだ。
あと半分、これから未踏の地へと踏み込んでいく。もう1往復か。長い。
自分より遅い人も結構いて、そういう人たちを追い抜いていくのも少し自信になった。

あと1kmの目印が見えた。時計を見ると53分台。あれ、もしかして1時間切れるかも!
1時間を切れるかもしれないという期待が高まると、最後の1kmは自分でも信じられない力が湧いてきてスパートをかけた。
(といっても多分まったく早くない笑)
ゴールが見えたラスト100mくらいは時計を見ながら、死ぬ気で走ってゴールした。
手元の時計は59分13秒。奇跡が起きたかと思った。
10kmを完走できただけでなく、1時間を切るタイムでゴールできたのだ。

得も言われぬ充実感に満たされながら、完走証を受け取った。
タイム計測はないので自己計測のタイムを完走証に自分で書き入れた。

こうして初めてのマラソン大会は非常にいい結果をもたらしてくれた。
参加してみて、本当に良かったと思った。

糖質制限をゆるく始めてみる

3大栄養素と言われる、炭水化物、タンパク質、脂質。
このうち炭水化物には糖質と食物繊維が含まれる。
言い換えれば3大栄養素は、糖質、食物繊維、タンパク質、脂質の4種類ということになる。
これら栄養素の中で、糖質の摂取量を減らそうというのが糖質制限だ。
糖質摂取量をどの程度減らすかにより、ゆるい糖質制限から厳格な糖質制限まで様々ある。

糖質が血糖値を上げる

 3大栄養素の中で血糖値を揚げる唯一の物、それが糖質である。
タンパク質や脂質をいくら摂っても血糖値は上がらない。
糖質を摂取すると血糖値が上がる、イコール糖質を摂取しなければ血糖値は上がらない。
なので、糖尿病患者が糖質制限をすることは、血糖コントロールのために非常に有効な方法になるのだ。

食事をすると血糖値が上がる。糖質をたくさん食べるほど血糖値の上昇は大きくなる。
糖質摂取量が少ないほど、血糖値の上昇が抑えられる。
血糖値が上昇が少なければインスリンも少なくて済み、その分膵臓が休むことができインスリンの分泌機能が改善される。
どの程度の糖質制限をするのかにもよるのだろうが、インスリン注射やインスリンの分泌を促すタイプの薬も必要なくなるかもしれない。

夕食のみ糖質制限

私も糖尿病の改善ということで、血糖値をなるべく上げないように糖質制限を実践してみることにした。
朝食や昼食で糖質制限をしようとするとなかなかに困難が付きまとうので、夕食のみ主食(ご飯、麺類、パン)を食べないというゆるめの糖質制限を始めた。
主食のご飯の代わりに、豆腐、厚揚げ、納豆などを食べる。

糖質制限食に関して著名な江部康二医師によると、1食だけ主食をぬくというのはプチ糖質制限というもので糖尿病の食事療法には不向きだそうだ。
とはいえ、朝食は納豆だけで済ませることもあるが、昼食は家で食べないので難しいですな。

さて、このプチ糖質制限HbA1cが下がってくれるかどうか楽しみだ。

 

ランニングを始める

ウォーキング

糖尿病宣告の後、しばらくしてからウォーキングを始めた。
とりあえずは運動した方がいいということで、もっとも手軽にできて大して疲れないだろうという思いでウォーキングを始めてみることにしたのだ。

1日1時間、なるべく毎日歩くことにした。
もともと歩くのは嫌いじゃないので、これは続けられた。

昼間は仕事なので、平日のウォーキングは夜に行う。
夕食後しばらくしてから家の近所を1時間歩く。

途中、ウォーキングする頻度が少なくなった時期もあったが、4年ぐらいコンスタントに続けていた。
そして昨年の夏の終わりから、ウォーキングを卒業してランニングを始めることになっていくわけである。

 

ウォーキングからランニングへ

運動習慣をということでウォーキングを続けていたが、慣れてきてしまうとなんだか物足りなくなってきた。

運動としての体への負荷があまりにも軽すぎないか?
こんなんで運動になっているのだろうか?

いつもの近所のウォーキングコースを歩いていると、走っている人をちょくちょく見かける。
しかし、普段走ることのない私にとって走ること=辛い事。
辛いことは長続きしないと考えていたので、それまでランニングというのは考えてもみなかったのだ。

しかし、昨年の夏の終わり、なんとなく、本当になんとなく「走ってみようかな?」と思い立った。

ふと、ウォーキングの途中で走ってみた。
軽いジョギング程度のものすごくゆっくりしたスピードで。
多分、数百メートルだろうか。たったそれだけ走っただけで息が切れて止まってしまったのだ。
苦しい・・・。でもなんか悔しい。

いや、悔しいというより、ほんの数百メートルしか走れない自分にヤバいと思った。

 

本格的にランニングを始める

まずは、ゆっくりゆっくり、苦しくなったら歩くという感じでいつものウォーキングコースを走ることにした。
1時間かけて歩いていたウォーキングコースは約6kmある。

もちろん初めから6kmも走れるわけもなく、ちょっと走っては歩いて、息が整ってきたらまたちょっと走って、というのを繰り返して6kmを完走する。
それでも脚は筋肉痛になり、階段の昇り降りも辛く、翌日は走れない状態になった。

でも、筋肉痛が治ると再度チャレンジした。

そういうのを何回か繰り返していると、だんだん走れる距離が長くなっていった。
スピードは滅茶苦茶ゆっくりで歩いてるよりはちょっと早いくらいだ。
だが、徐々に長い時間走れるようになってるのだ。これこそ継続は力なりである。

ほどなく、6kmを完走できるようになっていった。
非常にゆっくりしたスピードで途中何回も止まるのだが、それでも6kmを何とか走り切れるようになったのだ。

やればできるじゃん。
こうしてウォーキングを卒業してランニングの道を歩み始めたのであった。