糖尿病になってしまいました
糖尿病宣告
私は今から約5年前の2012年の夏に、2型糖尿病の宣告を受けた。
今となっては糖尿病なんて、と気楽に考えられるようになったのだが、当時は目の前が真っ暗になるようなショックを受けた。
自業自得とはいえ、ついに来るべき時が来てしまったかという後悔の念もあった。
親が程度は軽いとはいえ糖尿病に足をつっこんでいたので多少遺伝の影響もあるかと思うが、まあ日頃の不摂生が原因なのは火を見るより明らかであった。
日本糖尿病学会の糖尿病治療ガイドによると、
「2型糖尿病は、インスリン分泌やインスリン抵抗性をきたす素因を含む複数の遺伝因子に、過食(特に高脂肪食)、運動不足、肥満、ストレスなどの環境因子および加齢が加わり発症する。」
だそうである。
私の場合はどうだったかというと、
- 過食 ・・・ 毎日のように飲み過ぎ食べ過ぎ(自覚はあった)
- 運動 ・・・ ほとんどしていない
- 肥満 ・・・ どちらかといえば太り気味
- ストレス ・・・ それほどは無し
親のこともあり、遺伝因子はあるように思う。
そして40台半ばという年齢も含めて、まあ見事に当てはまっているな。
糖尿病になるべくしてなったと言えるだろう。
でも、病院の先生曰く、上記のような生活習慣を続けていても糖尿病にならない人はならないとのことなので、体質や遺伝要因は少なからず影響してると思う。
糖尿病の診断基準値は以下のように言われている。
空腹時血糖 | 126mg/dL以上 |
食後血糖 | 200mg/dL以上 |
HbA1c | 6.5%以上 |
糖尿病を宣告された時の私の数値は以下だった。
食後血糖 | 211mg/dL |
HbA1c | 7.0% |
この時は、健康診断時の異常値を受けての再検査だったので、一発で糖尿病の診断が下されてしまったわけです。
糖尿病の治療
糖尿病というのは、血糖値やヘモグロビンA1c(HbA1c)が基準値を超えている状態だ。
検査結果で血糖値やHbA1cが高くても、普通は何ら自覚症状がありません。
しかし、糖尿病が怖いのは高血糖状態が続く事により引き起こされる数々の合併症である。
合併症には、腎不全、心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化症、網膜症などがある。
糖尿病患者が血糖値をコントロールする目的は、これら合併症の予防のためなのだ。
というわけで、私も血糖値コントロールという糖尿病の治療を行うことになった。
具体的には、薬物療法、食事療法、運動療法だ。
薬物治療
私の場合は、経口血糖降下薬を処方された。
具体的にはメトホルミン製剤であるメトグルコ錠250mgを朝食後、夕食後の1日2回1錠づつ飲む。
この薬は今も毎日飲んでいる。
食事療法
まず単純に食事の量を減らした。これだけでも効果は絶大なように思う。
家族にも言われたが、そもそもそれまではかなり食べ過ぎだったようだ。
さらに、最近は糖質制限も取り入れるようになった。
運動療法
もっとも簡単にできて辛くない運動(=長続きする)であるウォーキングを始めた。
できるだけ毎日、1日1時間のウォーキングだ。
運動をすると体内のインスリンの出がよくなるらしいし、ダイエット効果も期待できる。
そして、今ではウォーキングからランニングへと切り替わっている。
というわけで、これから少しづつ、その後の糖尿病の経過や、今では趣味の一つになったランニングについてなどいろいろ書いていきたいと思います。